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和食器 立杭焼 市野英一 自然釉耳付花瓶
 立杭焼

 自然釉耳付花瓶

     (木箱入り)
 siー05
  
 本体価格 30,000円

◎カテゴリー 作家作品>市野英一
 
 花瓶

 口の口径 8cm
 底の口径 9cm
 高さ    18cm
 胴周り   57cm
 重さ    1600g
 

 英一窯  市野英一作  手造り    陶器
 
「立杭焼」

瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯の一つに数えられ
その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれています。
桃山時代までは「穴窯」が使用されていましたが、慶長16年(1611)ごろ
朝鮮式半地上の「登り窯」が導入され同時期に取り入れられた
蹴りロクロ(日本では珍しい立杭独特の左回転ロクロ)
とともに伝統技術を今日に受け継いでいます。
当初は、壺や甕(かめ)・すり鉢などが主製品でしたが、江戸時代前期小堀遠州等の
指導により茶入・水指・茶碗など茶器類に多くの名器を生み
後期には篠山藩の保護育成により直作(なおさく)、一房(いちふさ)
花遊(かゆう)、一此(いちこの)等の名工が腕を競って丹波焼の名を高めました。
明治、大正、昭和と受け継がれた丹波焼は、太平洋戦争後の苦境を乗り越え
食器・花器等の民芸品を中心とした作品作りに精進しております。
名称については、穴窯時代は小野原焼、登り窯時代になってからは
「丹波焼」又は「立杭焼」と呼ばれてきましたが
昭和53年(1978)「丹波立杭焼」の名称で国の伝統的工芸品指定を受けております。
  「市野英一」

 
1959年丹波立ち杭に生まれる。1982年大阪芸術大学卒業後、1984年英一窯開窯。
1990年第三十七回日本伝統工芸展入選。1995年第十三回日本陶芸展入選
兵庫県工芸美術展入賞(大賞)第四回日清食品現代陶芸(めん鉢)展入賞(大賞)。
1997年第十四回日本陶芸展入選、朝日陶芸展入選、第四十四回日本伝統工芸展入選。'
97焼き締め陶入選。2003年第二十回田部美術展入賞。
現在、日本工芸会正会員・兵庫県工芸美術作家協会会員。
    
 
  丹波立杭で作陶する
市野英一先生の
自然釉耳付花瓶です。


登り窯で焼いた作品です。
無造作に彫られた文様。


この作品は1200度以上の
高火度(こうかど)が必要とされます。
 

「自然釉」


焼締陶のこと焼締陶は日本で千年の歴史を持つ無釉の焼物です。
窯の中で器物の一部に降灰したものが
長時間の高温により溶けてガラス質に変化し 釉薬代わりとなる。
   この耳が愛嬌ある表情を
醸しだしています。



丹波立杭焼の伝統を継承する
市野英一先生の技が光る一品です。
手ロクロで成型された
市野先生手造りの作品です。


自然な風合いが
花との調和を
生み出す花瓶です。
 
   
どっしりした形状
自然をこよなく愛する
先生ならではな作品です。



キズが数箇所ありますが
作品の景色としてみてください。