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   信楽焼

 窯変徳利(ビードロ)
  (木箱入り)   現品

 a−171

 本体価格
  
30,000円

◎カテゴリー あるじの逸品>食器
徳利
  


高さ  13.cm  幅  8cm
  口径 3,5cm    内径 1.6cm
  容量 320cc   重さ  365g 
 
 

加藤 肇(かとう はじむ)作  穴窯  手造り  陶器
 
 

【加藤 肇

日本工芸会正会員
 

1946年  信楽に生まれる。
1970年  立命館大学卒業。
1976年  毎年東南アジア・インドを主に窯業地の視察研修を続ける。
1987年  三代出に築窯。

県展芸術祭賞受賞
全関西美術展入賞
一水会陶芸部展一水会受賞
日本陶芸展入選
日本伝統工芸展入選
焼き締め陶公募展記念賞受賞
 
 

 「信楽焼」

天平時代に聖武天皇が紫香楽宮(しがらきのみや)を造るにあたって
瓦を焼いたのが始まりといわれ日本六古窯の1つに数えられています。

鎌倉時代には水がめや種壷が作られ室町・安土桃山時代には茶道具の
生産が盛んとなり多くの名品が生まれました。

大正時代から第二次大戦前までは火鉢が主力商品でしたが
現在では生活に根ざしたタイル・花器・食器・置物(狸・ふくろう)等
土の持つ味わいを生かした製品が作られています。

 
  信楽焼・加藤肇作の
赤貝に耐火粘土を詰めた上で
焼成した瓢型窯変徳利。



10日間以上に渡り
穴窯で焚き続けた逸品。
 


口径と肩部分の焦げが
岩肌のようでいい景色です。
 

 [焦げ]

薪の灰に埋まる部分が黒褐色になった溶岩のような色になる。
 

 所々に「石ハゼ」が出ています。

男性的なところと
不思議と柔らかな女性的な
風合いも感じられます。


貝目積の貝殻の
シマ模様が装飾に
なっています。
 
   

「石ハゼ」

石ハゼとは長石などの石粒が焼成時にはじけて表面に露出することで
焼き物を鑑賞したり触れたりする上での景色として好まれています。

 
  詫び寂びの世界が
広がる本物志向の逸品。



自然釉の流れや焦げ具合
がなんとも良い景色。
 


薪でじっくり焚き上げた本物の逸品。
   

『穴窯』

斜面を堀り天井だけを築いている古窯の一形態。

多くは単室で天井の一方に差木孔が開けてある。

構造は簡単で、1本の溝にすぎず燃料をくべる燃焼室と
製品を置く焼成室からなり後部に煙突がつく。
信楽にも穴窯が増え現在約53基が活動している。
 

 

徳利の底部分。

加藤肇の彫名。
(かとう はじむ)
 

 「貝目」

器を赤貝などの貝で支えた時に
自然釉が貝のところに溜まり固まったもの。

昔は目土の代わりに貝を使っていたことが多かったようです。