プラウザの戻りボタンよりお戻りください

器楽庵トップページへはこちら
パソコン  スマホ

    現川焼

 武蔵野 朝顔型碗皿
  (木箱入り・悪し

 a−170
 
 本体価格
 8,000円
◎カテゴリー  あるじの逸品>食器
 碗


口径 7.8 高さ h7cm
重さ 150g  容量 140cc
  持ち手まで 10.5cm

受け皿


径 14  高さ h2.5cm  
重さ 190g
 
 

横石 臥牛作    成形型   手描き   陶器 
 

【横石 臥牛】

昭和 22年
20歳より先代宗雲に師事し、兄と共に陶に入る
昭和 36年 先代宗雲没後、十三代を襲名し、兄を代表とし
共同製作を開始する
昭和 37年 長崎市において初の個展を開く
昭和 49年 日本伝統工芸展に初出品し入選する。以降11選
昭和 50年 先代に続いて長崎県の無形文化財指定をうける
昭和 52年 東京西武百貨店画廊にて個展
昭和 54年 九州山口陶芸展において入賞
昭和 61年 長崎県無形文化財指定十周年記念個展を全催
平成 7年 文部大臣より「地域文化功労賞」を受賞
平成 8年 労働大臣より卓越した技能者「現代の名工」を賞
平成 9年 春の叙勲において「勲五等瑞宝賞」を受ける
平成 10年 NHK BS−2「やきもの探訪」に出演、全国放送
平成 11年 作陶生活60周年記念個展を全国にて開催
平成 16年 「元禄現川様式の伝承と創造展」を全国に開催
平成 18年 兄が傘寿記念で松翁と改名を期に臥牛窯の当主として十三代横石臥牛を襲名
 令和  2年    横石次郎 十五代 横石臥牛を襲名。

「現川焼」

江戸時代中期、わずか半世紀でその技術が途絶えた幻の焼き物。

九州の土物には珍しい薄造りな器体と鉄分の多い
茶褐色の赤土に映える多種多彩な刷毛目の技法が特徴です。

「東の仁清、西の現川」と言われるほど優美で評価の
高かった現川焼ですが半世紀程度で姿を消してしまいます。

昭和になって十二代横石臥牛が現川刷毛目の再興を果たし
長崎県の無形文化財に指定されました。
 
 
   現川焼・臥牛窯の
上品で美しい碗皿です。




高品質で落ち着いた碗皿は
本物を知っている大人の
「うつわ」です。
手に持ったときのなじみ加減
口あたりの柔らかさに その質の
高さがはっきりとわかる碗皿。



なめらかな口当たり。


電子レンジ・食洗機OK。
 
   
細かに優しい
武蔵野の絵柄が「うつわ」
全体に描かれています。




ゆったりサイズな碗皿です。
 
   

うつわ内側には刷毛目模様。
   
 

臥牛窯の彫印。
 
  

「むさしの」

漢字では「武蔵野」。
風が吹いている草原の様をイメージして表現しています。

動きのある文様と渋い色合いと刷毛目の繊細さが特徴です。



存在感がある碗皿です。 



鉄分の多い茶褐色の赤土に
映える リズム感に富んだ
多種多彩な刷毛目が特徴です。
 
  臥牛窯による作品の魅力は
赤土からなる茶褐色の地を
生かした
現川焼独特の
白土による刷毛目
による空間表現です。
 
 赤土を使った陶器でありながら
磁器のような薄作り
自家製釉薬による
独特の艶も見事です。



受け皿にはくぼみがないので
銘々皿としても。
 
   

臥牛窯のサイン。

臥牛窯の器には『経年貫入』と呼ばれる小さなひびが入ってきます。
  これは決して傷や割れの類ではありません。
  『経年貫入』の名の通り年々この貫入はその作品に
  新たな風合いをかもし出すものです。
  これは取りも直さず陶器が息づいている証拠です。